LLPについて
LLPとは、平成18年8月1日から設立できるようになった、法人格を持たない組合組織のことで、「有限責任事業組合」といいます。
株式会社や有限会社などとことなり、自由度が高く、人的な資産の活用が容易にできる組織形態です。出資者と経営者が同一であるため、機動力があり、同一の目的向かって事業を進めていく事ができるといわれている組織の形態です。
出資者と分離されていないので、株式会社のように資金を集めるには適していませんが、これまで無限責任であった組合組織と異なり、有限責任であるため、事業化しやすく、ジョイントベンチャーなどで活用される事が期待されています。但し、日本では融資をを受ける際に個人担保を要求される事が殆どなので、有限といっても、出資している資金が融資を受けたものであれば、責任は個人に及びますので、再起できないほどの損失を被ることは、無限責任と殆どかわらないでしょう。
法人格を持たないため、法人税は課せられず、組合員に分配された時点で、課税されますので、一般の法人のように、二重課税にはならない仕組みです。
また株式会社などとことなり、収益を全額出資者に分配する必要がありますので、内部留保はできませんが、LLPでは、出資比率に応じた分配をする必要はないので、株式会社の配当のような分配をする必要はなく、自由度が高い仕組みになっています。
法人格を持たないこともあり、独立開業の形態の一つとして、メリットがある場合は限られしまうのではないかと思いますので、どれほど独立開業に役立つのか難しいところです。
確かに法人と比べると税務上はメリットはありそうですが、元々収入が高い人は、LLPで分配を受けると所得として課税されますから、税率が高ければ、税金は高くなるわけですので、別途所得があって税率が高くなる場合は、株式会社などで法人化して、内部留保させたほうが、収益によっては有利になると思えます。
せっかくできたLLPですが、日本ではあまり独立開業として利用されているようには思えません。
タグ
2007年4月16日|
カテゴリー:日本版LLP
Powered by
Movable Type 4.22-ja